バイデン大統領 54歳息子の法的トラブルで票を失う？

私的な問題に苦悩する両候補者　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　11月に控える2024年大統領選を前に2大政党の両候補者は私的な問題に動揺している…ドナルド・トランプ氏には先日女性問題での有罪判決が下されたばかりだ これを機にトランプ氏の支持率が低下しバイデン大統領が巻き返したかに見えた…

2024年6月7日 バイデン大統領はフランスのノルマンディーで行われた第二次世界大戦のD-day（ノルマンディー上陸作戦）80周年記念式典に出席したが 心中はプライベートな問題での精神的苦痛に耐えていたようだ…彼の次男であるハンター・バイデン氏の裁判の評決に希望が持てなかったからだ ハンター氏は2018年の銃購入の際に虚偽申告したとする2件の罪と違法薬物を使いながら銃を所持した罪に問われており裁判が続けられていた 演説では「民主主義は私たち一人ひとりから始まる」と述べたが 確かにバイデン大統領個人も民主主義に基づき息子に裁きが下ることとなった…

精神的疲労のためか動作がおぼつかないバイデン大統領

ハンター・バイデン氏に有罪判決 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2024年6月11日 ハンター・バイデン氏に有罪判決が下された 現職大統領の近親者が有罪となるのは史上初であり最高で禁錮25年の刑と罰金750,000ドル：約1億2000万円が科される（初犯であるため減刑される見込）ハンター氏は父のキャリアを考慮し司法取引を申し出なかったとみられ バイデン大統領は大統領権限を行使し恩赦を与えない考えを示した 

バイデン大統領のコメント　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「評決を尊重して受け入れる」「ジルと私はハンターと私たちの家族のために常に愛とサポートを持って寄り添っていく」「息子ハンターをものすごく誇りに思っている」「彼は中毒を克服した 私が知っている中で最も聡明でまともな人物の一人だ 私は何もするつもりはなくそのことに満足している」

さらなる追い討ち　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハンター氏は司法省の長年の捜査に関連して2023年12月の脱税をめぐる罪でも起訴されておりその裁判の公判が大統領選直前の9月に予定されている

一方 常々バイデン大統領のファミリービジネスを糾弾してきた保守派のコメントは辛辣だ

参考：

👉ハンター・バイデン氏をめぐる法的トラブル他

2013年：ハンター氏が薬物検査でコカインの陽性反応が出たため、米海軍予備役を除隊処分　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2018年：ハンター氏は銃の購入の際に薬物使用について虚偽申告した罪で起訴　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2020年10月：ニューヨーク・ポスト紙が修理工場でハンター・バイデン氏の所有していたノートPCが発見されたことを報じた このノートPCにはハンター・バイデン氏のプライベートな写真などに加え汚職の証拠を示すデータも含まれていた　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023年6月20日：ハンター氏は2件の税法違反と不法な銃所持の疑いで連邦検察に訴追　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023年9月15日：ハンター氏は銃の購入をめぐる連邦法違反3件の罪で起訴

👉ハンター・バイデン氏のラップトップ

これには数々の違反行為の証拠となるコンテンツが保存されていたという…

👉その他　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パラダイムグローバルアドバイザーズLLCの株式取得・ウクライナのガス会社ブリスマへの関与（ハンター氏はブリスマの役員に就任）についてのビジネス上の不透明性・違法性の指摘や政治関与の疑惑（バイデン家のファミリービジネス？）など

これらの司法を兵器化した戦いの是非はともかくとして その評決が如術に票に現れるため 米大統領選を勝ち抜く最も重要なステージになることは間違いなさそうだ…