ポジティブ離婚?『離婚しようよ』『最高の離婚』に見るいまどきの日本人の結婚観
ポジティブ離婚?『離婚しようよ』『最高の離婚』に見るいまどきの日本人の結婚観
近年 日本で『離婚推奨』を想起させるタイトルのドラマ 小説 エッセイ コンテンツが目立つのは何故でしょうか?
💥『ポジティブ離婚』
もう不幸とは言わせない!今流行りの『ポジティブ離婚』とは?
『ポジティブ離婚』は、なぜ増えているのか
東洋経済ONLINE:https://toyokeizai.net/articles/-/76075
💥『離婚しようよ』
Netflixで配信されているドラマ 政治家一家に生まれ育った東海林大志(松坂桃李)と人気女優の黒澤ゆい(仲里依紗)が離婚を目指すが、周囲が許してくれないため苦戦というストーリー …
👉誰もが共感せずにいられない結婚生活での不満 葛藤 衝突そして自由に自分らしく生きたいという願い…
👉『自分の意志で結婚した相手とは、自分の意志で別れたいじゃん』
👉『浮気されたぐらいで別れるなんて、そんなの自分勝手』
👉『人生が長すぎて、1人の人をずっと好きでいることなんてムリ~』
👉『なんで別れなきゃいけないんだっけ?なんで浮気しちゃいけないんだっけ?なんで結婚したんだっけ?』
👉『神様お願いです 僕たちをあの日に戻してください…』
💥『最高の離婚』
フジテレビTVドラマ:30代になり1人の環境を望み離婚する夫婦が増えているという現代の結婚事情を背景に30代の結婚観を通して離婚や結婚 家族について描くラブコメディドラマ
👉『結婚すると女は男のダメな所を許し始め、男は女のダメな所を探し始める』
👉『正直つらいです。結婚って、拷問だと思っていましたが、違いました。結婚は、食物連鎖です。黙って食べられるのを待つだけ。あーつらい。四倍つらい…』
👉『男が子供だから女はこうなるの。妻って結局、鬼嫁になるか泣く嫁になるかの二択しかないのよ。馬鹿馬鹿しい。夫婦なんて茶番だよ』
👉『缶詰が発明されたのは1810年、缶切りが発明されたのが1858年。おかしいけれど、そういうこともある。大事なものが、あとからおくれてくることもある。愛情だって、生活だって』
なぜ いま日本では不幸になるかもしれない離婚をこんなに推奨するのでしょうか…米国では離婚は昔 映画『クレーマー・クレーマー』などで脚光を浴びましたが 日本が今更 離婚をテーマにするのは女性の社会進出が遅れているせいでしょうか…日本は家族や夫婦関係を重視する文化があるため離婚に対する社会的な風当たりが強く離婚に至るまでの過程やその後の生活などを描いた作品が多いことが原因かも知れません…一方 米国では離婚率が高いこともあり離婚を扱ったドラマや小説 エッセイなどが多く存在しますが 日本のように離婚を推奨するものはあまりありません…ただし米国では熟年離婚が増加していることが指摘されています
💥今日本で離婚が増えています…日本の離婚率は、2015年には、結婚1000人あたり1.8人が離婚しているとされています ただし離婚率は人口減少などの理由により婚姻件数が減少傾向にあるため このような計算方法で離婚率を考えると離婚率が上昇しているような印象になります また米国と比べると日本の離婚率は低く 理由としては家族の結びつきが強いからと言われています…日本と米国では家族を大切にする文化的背景に違いがあり 日本では家族の一体感や絆を重視する文化 米国では個人主義的な文化があるため家族よりも個人の自由や権利を重視する傾向があるようです しかし両国とも家族を大切にする文化があるためその違いはあくまで傾向であり個人差もあると思われます… 離婚の原因は女性の社会進出 夫婦間の価値観の違い 不倫などが挙げられます
👉離婚の原因
不倫・浮気
価値観の不一致
経済的な問題
性格の不一致
仕事や家事の負担の不均衡
子育てに対する考え方の違い
家族や親族とのトラブル
精神的な問題(ストレス、うつ病、アルコール依存症など)
性的な問題(性欲の不一致、性格の不一致など)
健康上の問題(病気、障害、介護など)
👉それでは 日本で離婚した人は離婚後どうしているのでしょうか…
離婚後の生活は人それぞれのようですが 必ず経済的な問題を抱えることが指摘されています…
👉離婚後の再婚率
2019年の厚生労働省の調査によると離婚した人のうち男性は約4割 女性は約3割が再婚していました。2021年の「結婚に関する意識調査」によると離婚した人のうち再婚したいと思っている人は約6割であったとされています。調査によると離婚してよかったと思う人の割合は約40%から50%程度とされています
👉熟年離婚後の状況
2019年の厚生労働省の調査によると65歳以上の離婚者のうち男性は約4割 女性は約3割が再婚 一人暮らしをする人も多いとされています また男性は約6割 女性は約5割が『幸せだ』と回答していました…離婚後の生活については、自分自身で考え、計画的に行動することが大切です
離婚は悲劇であるという事実には変わりありません‥お互いその先『幸せになる』保証などどこにもありません‥米映画『クレイマー・クレイマー』を見てください‥2人とも幸せになりましたか?
Touching climax scene from the Movie Kramer vs Kramer:
👉映画『クレーマー・クレーマー』は1979年に公開されたアメリカ映画です 離婚した夫婦が子供の親権を巡って争う姿を描いた作品で離婚や親権争いなどの問題を扱った初めての映画の一つであり当時のアメリカ社会に大きな衝撃を与えました。また女性が自立することや男女平等などの問題も扱われており当時の社会的な風潮にも影響を与えました 当時のアメリカ社会では離婚や親権争いはタブー視されていたためこの映画が公開されたことで社会的な議論が活発化し 問題解決に向けた動きが生まれました
🖐ちょっと待った…
👉離婚については慎重に考える必要があります …離婚を決める前に離婚を考える理由や状況をよく考え まずは 話し合いをすることが大切です お互いの気持ちや考えをしっかりと伝え合い解決策を模索することが必要です 専門家の意見を聞くこともお勧めします 弁護士やカウンセラーなど専門家のアドバイスを受けることで冷静な判断ができるようになるかもしれません…
👉子供がいる場合は、子供のことを最優先に考えることが大切です 子供にとって最善の選択肢は何かを考え その上で判断するようにしましょう 離婚後の生活設計も考えておくことが必要です。生活費や住居など離婚後の生活に必要なものをしっかりと把握し計画的に行動するようにしましょう…